このページは、注目銘柄を見つけて、登録を済ませた人向けのページです。
下の画像は、あるネット証券の登録済みの注目銘柄を示しています。
このネット証券のホームページ(HP)では、証券会社に設置されている証券ボードに似た板情報(気配値)という形式で表示されています。現在値、前日比、出来高のほかに気配値と、数量等が表示され、とても見やすく利用しやすい形式です。売買や株価チャート表示もこのページから行えるので大変便利です。他社のHPも表示形式は異なるものの表示内容は似たようなものだと思います。
要は、自分の取引証券会社のHPに慣れて行かなければなりません。

銘柄注目期間
四半期決算は、3か月ごとに発表されることは先に述べたとおりです。したがって、有望銘柄の見直しは、3か月ごとに行います。この間3ヶ月が売り買いの期間になります。人気が出ている間は保有期間、人気が離散したら一旦売り、底値に近づいたと判断できれば買戻しといった具合です。
四半期決算の発表時期前は要注意です。減益発表か増益発表か気をもむ時期です。リスクを回避するなら、一旦持ち株を整理しましょう。決算が悪材料なら損を回避できます。決算結果が持続して良好なら買い戻せば良いことです。
また、人気の増減は1日の出来高で判断できます。株価の増減だけでなく、出来高を観察することも非常に重要です。
株価チャートの見方
売買のタイミングを計るには、株価チャートを表示します。次図に株価チャートの例を示します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きを見る
売買のタイミング
有望銘柄を発掘してもすぐに飛びついて買うのではなく、タイミングを計ることも非常に重要です。
四半期決算が昨年実績より大幅に良くなると、一気に人気化します。飛びつくと高値つかみになりかねません。株価が上昇率トップテンに入る場合は、人気が長続きするか否かを判断する必要があります。この場合はしばらく様子見。人気が下降してから買っても遅くはありません。その間に決算結果の吟味を行いましょう。狙うは四半期決算結果が良好で、業績予想も増額修正されてるのに何故か安値圏に放置されている銘柄です。安値圏に放置されている理由を吟味し、自分で納得できたら、この場合は、最低単位株数を試し買いです。人気が出てきたら買い増ししましょう。
売買にはタイミングが重要です。(相場格言 株を買うより時を買え)
売買のタイミングは、出来高で判断します。人気がなければ出来高が低迷し、人気が出てくると出来高が増えます。したがって、売買は以下の順番で行います。但し、好業績銘柄で注目株に限ります。
買いのタイミング
1、四半期決算の好調を確認し、四季報で通期予想も良好なら注目銘柄に登録。
2、株価が上がっても一時の人気には乗らない。(相場格言 売りは早かれ買いは遅かれ)
3、人気が一旦離れて出来高が少なくなり、株価の底打ちが確認出来たら打診買い。 (相場格言 もうはまだなりまだはもうなり)
4、利益確定売りをこなして、 25日移動平均線を割らずに反発したら買い増し。 (相場格言 二度に買うべし二度に売るべし)
5、もし、保有株が上昇したら様子見。下落したら理由を調べる。(相場は相場に聞け)
6、 株価下落理由が悪材料でなければ、保有継続。
売りのタイミング
1、 株価下落理由が、悪材料なら即売り。(相場格言 見切り千両)
2、保有株の人気が落ちて出来高が減り、上昇幅も小さくなったら一部売却
(相場格言 二度に買うべし二度に売るべし)
3、次回の四半期決算期が近づいたら、リスクを減らすために保有株を減らすか又は一旦売却。
以上、四半期決算期と次の四半期決算期の間は、上記の手順を繰り返します。
好業績銘柄のチャート例
次図は、四半期決算発表時に株価に変化が生じた例です。表示期間は2年間です。1Qは7月、2Qは10月、・・・・・・・・・・・・・・・・続きを見る
まとめ
株価チャートの見方と売買のタイミング及び経常業績進捗率の確認につて説明しましたが理解できたでしょうか?
また、出来高と株価のピーク(人気化)及び株価下落(人気離散)の関連性は分かりましたか?
株価の上下動には、為替、政治情勢、国際情勢等いろんな要因があり、これらは日経平均に影響します。また、個別銘柄の株価変動には、業績予想修正の外に合併や子会社化、M&A、買収、新株発行、株式分割、増資、会社の不祥事等、数えれば切りがありません。これらは予測不可能です。
したがって、これらのニュースには、注意を払う必要があります。好材料なのか悪材料なのかを判断し、株価を注視して悪材料ならば保有株を整理しましょう。(相場格言 天井三日 底百日)
好材料なのか悪材料なのか理解できない場合は、株価上昇なら保有継続、株価下落ならば一旦売りで対処するのが良いでしょう。(相場格言 相場は相場に聞け)
また、一番大事なのは売買のタイミングであり、買いの場合は2年間のチャートでの株価位置と50日移動平均線で判断し、売りの場合は3ヶ月間のチャート位置と25日移動平均線及び5日移動平均線、それに加え出来高の変化で判断しましょう。
以上で中級編は終わりです。
次は上級編で登録ボードや注目銘柄の高度な利用や株取引の心構えについて説明します。